2021年12月18日土曜日

他への接続、浮かぶ瀬もあれ

サウンドクラウドやバンドキャンプでフォローしてくれるアカウントが大抵欧米系の白人(アイコンで顔がわかる範囲ですが)で、自分の表現が誰に届いているのか、ふと考えて、考えこんでしまう。

もちろん、面識があるわけでなし、あれば友人・知人ですけど、ネットだけのつながりなんて精神的に距離を取って「お客様」として割り切るわけです。何について悩むのかね、というと、自分にとって生活かけてる表現が欧米の「アート」文脈にあることは看過できないよね、少なくとも無自覚ではいられないよね。

自分の思想に影響を与えたものは、野口体操や大学時代に学んだ仏教、武満徹なんかでもあると思うけど、ジョン・ケージがインド音楽や鈴木大拙から影響を受けたように、「現代音楽」は既に非西洋の思想を(時に恣意的に)取り込んでいるわけですね。

「現代音楽」や「サウンド・アート」が悪い物とも思っていないが、それらと距離を取ったつもりで、人前に表現を差し出せば「論外」か「参照項」かを常にジャッジされる感じ、あると思います。東京ローカルなのかね。

他への接続という意味において、批評という言語化も作家自身の言葉も大切だと思う一方で、不均等な世界に加担するだけの接続なら意味ないと思うのですよ、俺は、絶望してる奴の為に音楽やるぞ、わかってんのか。そこはブレんね。

もう忘年会シーズン、今年はあるのでしょうかね。多人数でワイワイやるのは大概苦手ですが、他への接続は日頃からワイワイ、大切だと思います。