2020年1月16日木曜日

"Sound Sample Market vol.2"を終えて

去る1月12日に"Sound Sample Market vol.2"が無事に終わりました。たった2日間3公演という短い間でしたが私にとってとても大切な時間となりました。ご来場くださった皆さま、出演者、スタッフ、関係者各位のお陰です。どうもありがとうございました。

今回初めの試みとなったアフタートークは、当日制作と出演と接客とで非常にテンパりながらだったので、お聞き苦しい点も多々あったかと思うけど、やって良かったと心から思えた。ゲストを快く引き受けてくださった細田成嗣さんは、的確で重要な視座を観客にも出演者にも与えてくれたし、出演者同士のトークでは、ただ呼ぶ側/呼ばれる側としてだけでは達成できない交流を生む時間になった。3回目の正直とのアフタートークでは、だいぶ余裕のあるトークを披露しつつ(笑)、なぜ自分が今回の出演者に声をかけさせてもらったかなどの話を通して自分のリスペクトを伝えることができたように思う。

また、2日間3公演という音楽ライブとしてはレアな形式に、必然性と意義があることを確信できた。正直も山下哲史さんも3公演を通してアプローチがどんどん変化していき、嬉しいことに、最終回は3組で一つの時間を紡いでいるという感覚が自分にリラックスと集中を与え、ポテンシャルを強く引き出したように思う。昨年は3組でのグルーヴ感を創り出すことは叶わなかったが、今回は抜群に相性の良い3組となったと胸を張って言える。

手応えに比して、SNS上などの感想がほとんど見られないのは(個人的な連絡で感想を丁寧に伝えてくださった方々、どうもありがとうございました)、偏に作品を表現し得るような言葉がまだまだ足りていないからだと思う。自分がまず自分の作品について雄弁で有りたいと思う。少なくとも、自分のイベントに来てくださった方々は知的な面でも好奇心の強い方だと思うので、自分が先ず言葉を探し当てて行けば、どういう言葉で表現するのが適切なのかみんな各々探し出して行くように思う。

「批評が機能していない」という言葉は、あらゆるアートのジャンルにおいて散見されるように思うけど、何かしら新しいことに踏み込むならば、率先してそこに必要な言葉を見つけていきたい。と同時に、その作業にも皆さんの助力を必要としています。よろしくお願い致します。

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