2025年7月18日金曜日

嗚呼、参政党などには投票しないでね

【精神障害者手帳2級を持っている私からあなたにお願いです】

私は障害者手帳を持って生活しています。これは大した効力はなくて(障害年金とは別の制度なので)、公共のバスが半額になったり公営の美術館などに無料で入れたりするくらいしかメリットはありません。子どもを保育園に入れるために仕方なく取った手帳です。

が、私は毎日の精神的身体的状態が不安定な生活を10年以上続けていて、調子が悪いと布団から起き上がれない日もあるため、アルバイトなどの形でのお金をほとんど稼げません。毎日の服薬(4種7錠)と毎月の心療内科への通院にかかる医療費は「自立支援医療制度(精神通院)」という制度に大いに助けられています。

ここで本題です。お願いがあります。参政党(また自民党、維新の会も同様と思いますが)のように、外国人に関するデマ、発達障害は利権というデマなど、社会的弱者の属性を平然と攻撃する国政政党が大きく躍進する、それを支持する人がたくさんいることに非常に不安を覚えます。

いつか「障害者(もしくは高齢者、フリーター、低所得者などなんでも代入可能と思いますが)が税金を浪費している」という大号令のもとに、いまのなんとか小銭をやりくりしている自分の生活が、公に否定され、生活のサイクルも破綻してしまうのではないかと恐れているからです。

なので、まず、あなたが参政党のような政党に投票しないでください。もし期日前で既に参政党やその政党の候補者に投票してしまったなら、「佐々木が死んだら自分の責任である」くらいの責任感と罪悪感を持ってください。

そして、もし周囲に「参政党を応援したい」と思ってる方がいらっしゃったら、「私の知人(もしくは友人)で障害者として生活している人がいて、参政党の発言は怖い、危険だと言っていた」程度の話でもいいとので、どうか精一杯の説得をしてください。

参政党のような、なんちゃってファシズムをノリで応援してしまう人がたくさんいることが、マイノリティとしての属性を背負わざるを得ない人にとってどれだけ恐ろしいことか、どうかご一考を、ひらにお願い致します。


2025.7.18

佐々木すーじん

2025年7月11日金曜日

だらけるとすぐ死にたくなる弱さ

Twitterで排外的カルト政党へのニワカ人気を尻目に見ながら、どうしてもきちんとその政党を正面から批判する気持ちが起こらなくて、もやもやしながら1週間くらい過ごした。政治的なトピックに冷めてしまったのかな...?とか、歳とったってことなの...?とか自分に対する猜疑心多めで煩悶としながら、それらへの批判をSNSに投稿する気が起きなかったのは、SNS運営会社が対立や憎悪を煽って金銭にしている下劣な企業に成り果てて、イーロンマスクやザッカーバーグが儲けるために感情を消費されているように見えてしまっているからで、もちろん、心ある人たちは、最初からそうだったでしょうよと思うのだろうけれど、Twitterを信じていた日もあったのだよ、私は。

SNSいやだなといまは常々思っているのだけど、ごく一部の、心ある人との仮想空間のみでの出会いやリアルに発展するお客さんとの出会いもあるので、自分のような極小規模の自営業者には欠かせないものにもなっていて、本当に心苦しい。TwitterやMeta周りのSNS以外の選択肢を、強く訴えている知人もいたのですが、申し訳ない、人があつまるところで宣伝したい/せざるを得ないんだよね。申し訳ない。

まぁ、でも参政党はダメだよ。とは言っておくよ。支持している人をバカだとは思わないけど、論理で判断しないんだなとは思う。論理で判断しない人は主権者に向いてないな。感情を駆動されて消費されて検閲されて動員されて、自分たちも血を流したと、私たち日本マジョリティ人はまた被害者ぶるのだろうか。

東京の西の郊外に越してきて、もう7年くらい経つのですが、調子が悪い時に限ってSNSを見続けてしまったりして、どんどん昏い気持ちに落ちていくことがあるのですが、知人友人と対面でお茶など交えて話すとなんなく救われることの多さにびっくりする。

対面は大切、と思う。弱い弱い人間である自分にとっては特に。スマホを捨てよ町に出よう。